こんにちは。ファイナンシャルプランナーの真崎と申します。
ここでなぜ私が、住宅購入相談を専門に行うファイナンシャルプランナーとして仕事をしているのか、その理由を少しだけ聞いてください。
▉ 私がファイナンシャルプランナーになったきっかけ
私は子供のころから、マイホームへのあこがれが非常に強くありました。
私の両親はごくごく小さな靴の製造会社を経営していましたが、経営は決して楽ではなかったようです。
そのため我が家は幼少の頃貧しく、両親の苦労を知っていただけに友人が持っているおもちゃを「買って」とは言えず、当時クラス全員が所有していたファミコンも持っていませんでした。
また2DKの公団に家族4人で住んでいたため、同級生が自分の部屋を持っていることを、とてもうらやましく感じていました。
公団での生活は、どこにいても家族が見ているTVの音声が聞こえ、電話での会話も筒抜けでした。
まだ携帯電話なんて無い時代でしたから、電話を抱えながら小声で友人達と会話をしていたことを思い出します。
そういった経済環境で育った私は、マイホームへの強いあこがれが人一倍ありました。
そんな時、ファイナンシャルプランナーの資格の存在を知り、住宅ローンや住宅税制についての知識が無かった私は、住宅購入において自分自身に合ったローンの種類は?
などという素朴な疑問からファイナンシャルプランナーの資格を取得しました。
その時点ではファイナンシャルプランナーの資格を仕事に生かすつもりはなく、すべて自分自身の住宅購入のための資格取得でした。
■仕事として開始
その後、無事2000年に念願のマイホームを購入することができ、家族と団らんしていた日曜日の夜、会社より一本の電話が鳴りました。
当時まだ私は会計事務所で、お客様の会社の税務申告スタッフとして働いていましたが、担当していた会社の社長さんが突然の病によりお亡くなりになった・・・という内容でした。
前日に訪問した際には元気に話されていた社長さんが突然お亡くなりになり信じられない気持でした。
それからのその会社、特に社長の奥様は大変なご苦労をされました。
生命保険にあまり加入してなかったことに加え、創業者である社長不在の資金繰りなどもあり、従業員の雇用を守れなくなり、従業員との間で裁判所において解雇無効の調停にまで発展したりしました。
その後、未亡人となった奥様は相続問題で更に頭を悩ませることになり、一家の大黒柱がいなくなる、とはこういう事なのかとまざまざと見せつけられました。
その会社は業績が良かったので、保険の営業マンは数多く出入りしていました。
しかし、その方達はイザという時に役に立つ生命保険を提案してはいなかったのです。
その時、お客様のために、お客様の立場できちんと提案のできる専門家の必要性を痛感しました。
そして同時期に、勤務先も生命保険を取り扱うことになり、リスク対策の一環としてご提案するようになりました。
ファイナンシャルプランナーの資格を業務に活用し始めた瞬間でした。
しかし、保険会社などの金融機関で勤務したことも無い私は、資格は持っているとはいえ、まったくのゼロからのスタート。
そんな状況でしたから、とにかく、私は必死でした。
必死に
「お客様のためにどうすれば?」
を考え続けました。
この日を境に、私は改めてあるひとつの決意を胸にしました。
お客さまが望むもの。
それは、ぜったいに商品のセールスや説明なんかじゃない。
自分の問題や悩みが、どうすれば解決されるのか?それを知りたいのだ。
そして
「あの時の社長婦人のように苦労する方を1人でも減らしたい!」
そう決めたあの日から、相談した方が困らない方法は?をずっと考えてきました。
そんなある日、1人のお客様より相談を受けました。
その内容は、
「マイホームを購入したいのだけれど、住宅ローン審査が通らなくって。子供が小学校に入学する前に購入したいんだよね」
と言うものでした。
冒頭に書いたとおり、私は幼少の頃よりマイホームに非常に憧れていました。
ですから、自分自身のマイホームを購入する、という夢を達成するために、住宅ローンや住宅購入の資金計画については徹底的にノウハウを勉強し、新規借り入れ、借り換え、住み替え含めて計5回の住宅ローン審査をパスしています。
しかし、そういった情報を知らず、住宅購入で悩んでいる方が多いと言う事実を知り、ハッとさせられました。
であるならば!
「マイホームが欲しい」というお客様のお悩みを解決できないか?と、住宅購入相談を専門に行うファイナンシャルプランナーとして活動を行うようになりました。
どのような方であっても、マイホームを購入し、そこで家族と笑い、子供の成長を見届ける、という普通の幸せを送って欲しい、と心の底から願っています。
このご縁があなたのメリットになれば幸いです。
CFP 真崎 喜雄